城陽の地 京都と奈良のほぼ中間地点にあるこの地は
温暖な気候に恵まれ、多くの農産物も産出する。
歴史ある史跡も多数存在し、建築地にほど近い水戸神社は奈良時代には存在した
という由緒ある神社である。
敷地は、駅からほど近い立地にもありながら、
閑静な住宅地であり、三方道路という条件には利点が多い。
利点が多い分、制約もまたあるものだが
接道する道路は狭くはなく
車がすれ違いが可能な幅をもっている。
道路斜線の制限をうまくクリアし、地の利を生かした
和の住まいとして計画 設計をし、建築とした。
核家族化の進む世の中ではあるが、将来の家族形態が重層化
することも検討しながら容積率はほぼ
いっぱいまで使いきることとなった住まいである。 |