草津市の住宅地の中では比較的古く、旧草津川が近接した自然堤防沿いの住宅地にある。
いまでは廃河となった川なので水は流れていないが川沿いのなだらかな堤防は
周辺住民に良い散策道となっている。

自然堤防の地形的な条件の恩恵を受けて、 地盤は安定し、表土は良好な砂地である。

昭和40年代の狭小とまではいかない狭い分譲地の中でも 角地及び2区画利用の敷地のため、
周囲は開けて景観も望める条件が、建築に幸いしたことは言うまでもない。
―ほど良い柔らかさと素材に対する柔軟性を―
構造部材をはじめ自然の素材を多用しているのはもちろんであるが、 使いやすさも考慮し、あまり頑なに自然の材にこだわりすぎないよう。 また無造作に素材数を多くすることをさけ、シンプルな空間に仕上げた。
―柔らかな光で日常を営む 障子の魅力―
柔らかな光を紙という素材を通して 室内を程よく照らし、たとえ紙一枚でも少しの断熱性をもち
外部からの視線も簡単に開け閉めすることで調整できる。
デザインも均一な格子に縛られずに室内に合わせて
桟組を整えてみる。
―木製の塀―
板塀というと堅い表情のかっちりとした造作が基本であるが、 適度な隙間や 木を使うことの自然さを生かしたい。 そう考え、板幅は均一にせず、隙間も変えて、 経年変化を楽しめる 自然な塀 とした。
 
【参考資料】
延床面積 105.62㎡
敷地面積 ㎡
規模 地上2階構造 Wood
住宅家族構成 女性2